先日からあくと・オアシスに実習生さんが来られています。
実習生さんの話を聞く姿勢、ご利用者と関わる上での心遣いを見ていると、
私たち職員も自分たちの支援を振り返る良い機会になります。
私も数年前（いや、数十年前・・・）大学で福祉を勉強していた時、
知的障害児通園施設に現場実習へ行かせていただきました。
始めは緊張と不安でいっぱいで、障害をお持ちの方とどう関わってよいのかもわからず、
正直「早く実習が終わってほしい」という気持ちしかありませんでした。
でも実際にご利用者と触れ合っていく中で私の気持ちはどんどん変化していきました。
挨拶をしても反応がなかった方が実習後半に差し掛かった時、
こちらから挨拶する前にそっと手を握りにきてくださいました。
言葉でうまくコミュニケーションを取ることができない方が、
自分の働きかけにより笑顔になってくださいました。
気持ちが通じ合ったようで温かい気持ちになったのを今でも覚えています。
「もっといろいろなことを学びたい！幅広い知識を得たい！」
私がそんな志を持ち明桜会に入職したのは、現場実習がきっかけです。
実習生さんは、今後の進路を考えたり国家資格取得に向けた勉強をしたりと、
忙しい日々が待っていることかと思います。
少しでも今回の実習が皆さんのお役にたてれば・・・
今しかできない経験をたくさんしてほしい・・・
皆さんの、これからのご活躍をお祈り申しあげます。
まだまだ厳しい暑さが続きますが、体調にはくれぐれもお気をつけください。
